トラックの雪道対策

みなさん、寒い日が続きますが体調管理は大丈夫ですか?

兵庫や大阪など近畿の太平洋側はあまり雪は降りませんが、日本海側に行くと雪道に遭遇することがあります。
そんな時、路面が凍結してしまうなどトラックを運転するときに注意すべき点が多々存在します。
雪道や凍結した路上には慣れているかもしれませんが、雪道の運転方法を知らない方も多くいます。今回は、どんな点に注意して運転したらいいのか?気になるところをまとめてみました。
まず雪道にも色々な種類があります。
  • 凍結路
    • カチカチの固い氷(降り積もった雪)より解け始めやシャーベット雪の方がよく滑る。
    • 橋の上の高速道路や一般道ともに凍結多発ポイント。
    • 夜間、路肩に雪があり路面が黒ければ凍結している可能性あり。
    • トンネルの出入り口も凍結が多い。
  • 新雪
    • 降ったばかりの新雪なら、危険度は低い(スタッドレスタイヤ装着時)
    • 雪が深く(1cm以上)積もるとハンドルがとられやすくなる。
    • 湿った雪では積雪量に関係なく、ハンドルが効かなくなること多い。
  • 圧雪凍結
    • 交通量が多い道路で定番の雪道
    • 見た目は雪道だが、実際はアイスバーンの様な凍結路
    • 交差点等では、タイヤに磨かれて危険度が増大する。
  • シャーベット
    • まさにシャーベットのように濡れた(湿った)雪道は要注意。
    • ハンドルをきっても効かなくなりやすい。
    • 湿った雪が深くなると走行不能になる車が多い。
    • 降雪の少ない東北以南の太平洋側では、この雪が多い(南岸低気圧等)
    • 日本海側ではこの雪が多い。(日本海の水分を多く含む)

雪道を運転する際のコツ

雪道を運転する上で、どんなところに気をつけて運転すると良いのでしょうか?

まず、急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドルは厳禁です。雪に関係なく、急のつく運転は危険とされていますが、雪が積もった道路を走る際には尚のこと気をつけたほうがいいですね。

スタッドレスタイヤの運転のコツは、常にタイヤを転がすよう意識をすること。
加速時でも、コーナーリング中でも、あるいは減速中でも、タイヤを転がす感覚を意識してください。
スタッドレスタイヤで走行した後の路面は、どんどん滑りやすくなる傾向にあるため、車の走行ラインから外れて走るというのも安全に走る為のコツです。

ブレーキが利き始めてから車が止まるまでの制動距離は、乾燥路面に比べて積雪した道路で2~3倍、凍結した道路で8~10倍ほどにのびるので車間距離は十分に余裕をもった距離を保ってください

もちろん急ブレーキなどは禁物です。

前方に危険を察したらまずは、ブレーキで十分に速度を落とし、それでも避けられない場合はハンドルをきるようにしましょう。

ブレーキとハンドルの操作を同時に行わないようにしてください。

いずれにしても、前方の状況を十分に把握しつつ車間距離を多めにとることが安全運転へつながります。

下り坂はエンジンブレーキが基本ですが、極端にエンジンブレーキをかけすぎない速度で進入しましょう。
登り坂では、アクセルを一定に保つのがコツです。(エンジンの回転数を一定に保つよりアクセルを一定に保つ方が重要)
また、前輪をロックさせないで減速させるのに、サイドブレーキを使うという手もありますが、足踏み(ペダル式)のサイドブレーキは危険です。冬になると雪と冷え込みで道路は危険な状態になり、雪道特有の事故も起き、傷をつけてしまったり、廃車に追込まれたりなど怪我人が出ることもあります。
そのため、時間に余裕を持ち、慎重な運転を心がけましょう。
トウケン興業も雪道にはスタッフ一同気を付けて今日も元気に走ります!

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